
「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる――精神科医が教える「生きづらさ」を減らすコツ
本田 秀夫
この本について
仕事でも人間関係でも、「ちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど動きが鈍くなる時ってありませんか。ミスしないように、空気を読めるように、意見を上手く言えるように…といろんな自分を同時に演じようとして、気づけばキャパを超えている感じ。僕もよくその沼にはまります。 この本は、そういう“がんばりすぎている人”の視点を少しゆるめてくれる内容でした。たとえば、ミスをゼロにするんじゃなくて「ミスしても立て直せるようにしておく」という考え方。これだけで、完璧を目指して固まるよりずっと動きやすくなるんですよね。また、人と比べて「同じにしなきゃ」「違わなきゃ」と悩むのではなく、自分が本当にやりたいことに立ち返る流れも印象的でした。周りに合わせるクセが強い人ほど、救われる部分が多いと思います。 さらに刺さったのは、「反省するのは叱られたときだけで十分」という一文。自分の評価を気にして延々と自己チェックしてしまう人には、かなり効くはずです。正論が通じない相手との関わり方についても、「どちらかが悪い」で終わらせず、現実的な落としどころを示してくれるので、職場の人間関係で疲れやすい人にはちょうどいい距離感のアドバイスが並んでいます。 余計な努力で自分をすり減らしている感覚がある人、自分の“できる範囲”の扱い方がよくわからない人には、静かに効く一冊だと思います。
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