
民間企業が自治体から仕事を受注する方法 アプローチから企画提案・入札まで
古田智子、川畑隆一
この本について
自治体向けの営業って、動いても動いても手応えがつかみにくい時期がありますよね。断られる理由もはっきりしないし、「そもそも今やるべきこと合ってるのかな…」と手が止まる瞬間が出てくる。本書を読んでいる人の抜粋を見ていると、まさにその“見えないルール”にモヤモヤしていたんだろうなと思います。 この本が助けてくれるのは、まず「自治体は前の年の9〜10月に仕事の方向性を決めている」という、ごく当たり前だけど知らないと致命的な前提を教えてくれるところです。11〜3月に断られがちな理由も、予算の仕組みを知ると腑に落ちる。そして、単なる時期の話ではなく、各課の課長が実質的なキーマンだとか、自治体が外部に見積もりを依頼する目的が状況によって違うとか、民間と行政の思考のズレを具体的に埋めてくれるのがありがたいところです。 もう一つ大きかったのは、「課題解決のストーリーを持っていかないと始まらない」という現実的な視点です。自社サービスを売り込むのではなく、自治体の中長期計画と接続しながら“この地域の困りごとにどう役立つのか”を語れるかどうか。ここがわかると、営業の準備そのものがまったく違うものになります。 自治体向けの営業で「何をどうそろえればいいのか」が曖昧なまま動いていた人には、とても刺さる一冊だと思います。
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