
UXグロースモデル アフターデジタルを生き抜く実践方法論
藤井 保文, 小城 崇, and 佐藤 駿
日経BP / 2021-09-17
この本について
仕事でUXまわりを考えていると、「インタビューしても核心に触れない」「アイデアが散らかる」「結局どこから手をつければいいのか分からない」みたいなモヤモヤが続きませんか。自分もずっとその沼にいました。結局、ユーザーの心理を深掘りするだけでは限界があって、状況や文脈のほうが行動を左右することのほうが多いんですよね。 この本は、そんな行き詰まりを“具体的にどう乗り越えるか”を教えてくれます。たとえば、ユーザーの「不自由や貧しさを感じる瞬間」をそのまま観察する、という視点はかなり効きました。分析を無理に深めるより、まずは現場で起きている瞬間を見つけるほうが前に進む。さらに、ペインポイントと単なる不満(ラッキングポイント)を分けて考えることで、改善の優先順位が自然と整理されます。そしてもう一つ、この本が面白いのは、トップダウンとボトムアップの両輪でUXを育てるという考え方です。部分の改善を積み重ねつつ、同時にジャーニーの全体像も磨いていく。その往復に腹落ちしたのは久しぶりでした。 表面的なUXの議論に飽きてきた人、現場のリアルと理論のギャップに悩んでいる人には特に刺さると思います。自分も読みながら「ああ、ここで立ち止まってたんだな」と何度も思い当たりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの13%が集中しています。
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