
ヒトが持つ8つの本能に刺さる 進化論マーケティング
鈴木 祐
すばる舎 / 2022-08-04
この本について
仕事でも日常でも、人の反応が読めないまま手探りでやっていると、「何を基準に考えればいいんだろう…」と詰まることがあります。相手の気持ちを想像してみても、自分の価値観の押しつけになっている気がして、結局また振り出しに戻るようなあの感じです。僕も商品の企画や文章づくりで同じところをぐるぐるしていました。 この本が面白いのは、そういう迷いを「人間の本能」というシンプルな軸で整理してくれるところです。たとえば「安らぎがほしいのか」「前に進んでいる感覚を求めているのか」「自分らしさを見せたいのか」といった欲求の違いで、同じ商品でも刺さり方がまったく変わる。ここが腑に落ちると、相手の反応がぶれやすい理由が少しずつ見えてきます。さらに、没入アプローチのように“ユーザーの生活に入り込む”視点が紹介されていて、机上の空論ではなく、自分でも試せるリサーチの方法が手に入った感覚がありました。 個人的に特に効いたのは、「作業がわずかでも進む感覚が、行動のモチベーションを大きく左右する」という話で、仕事で相手に動いてほしいときの設計が変わりました。相手のやる気は、褒め言葉より小さな前進で動く。これはかなり実務的です。 「相手の気持ちをもっと正確に捉えたいけど、心理論やマーケの枠組みがどうもしっくりこない人」に静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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