
完全無欠の問題解決: 不確実性を乗り越える7ステップアプローチ
チャールズ・コン, ロバート・マクリーン, and 吉良 直人
ダイヤモンド社 / 2022-09-27
この本について
仕事で問題に向き合うたびに、「とりあえず分析しよう」と手を動かしてみたものの、途中で道に迷ってしまうことがよくあります。仮説が曖昧なまま資料だけ増えていく感じとか、チームで議論しても同じところをぐるぐる回っている感じとか、心当たりのある人は多いと思います。僕もそうで、正直ずっと悩んでいました。 この本が効いたのは、「なぜ迷うのか」を手順レベルまで言語化してくれたところです。例えば、最初に仮説を置かずに分析を始めるとぶれる理由や、ロジックツリーがただの“整理”ではなく、抜け漏れや思い込みを暴く道具だという視点はかなり実践的でした。また、分析で答えが見えたと思っても、最後は“人を説得するストーリー”まで作らないと問題は動かない、という指摘も耳が痛いけれど役に立ちます。作業計画を具体化する理由や、バイアスに足を引っ張られないための姿勢も、日々の仕事にそのまま持ち込める内容です。 派手なノウハウではないのですが、迷い続けていたプロセスのどこに穴があるのかが見えてくるので、「手を動かしているのに前に進んでいる感じがしない」という人には特に刺さると思います。分析に強くなりたいというより、「問題の捉え方そのものを整えたい人」にちょうどいい一冊です。
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