
新時代を生き抜く越境思考 ~組織、肩書、場所、時間から自由になって成長する
沢渡 あまね
この本について
仕事でも地域でも、同じ場所にい続けるほど「自分の役割が固定されていく感じ」がありませんか。環境を変えたい気持ちはあるのに、いざ動こうとすると不安が勝ってしまう。ぼくもずっとその繰り返しでした。 この本がおもしろいのは、越境を「大きな決断」ではなく、視点や関わり方の幅を広げるための現実的な行動として描いているところです。たとえば、普段の組織と違う場所に一歩踏み出したときの“居心地の悪さ”を、ただの苦痛として扱わず、むしろ学びの入口として捉える発想。あのモヤっとした瞬間こそ、自分の価値観が揺れている証拠だと思うと、少しだけ気が楽になります。 また、関係人口や過去関係人口という概念も、個人のキャリアに置き換えるとすごく実用的です。これまで関わってきた人や場所は、離れた瞬間に断絶するわけではなく、見方を変えれば次のコラボや仕事の種になる。過去はもう動かせないけれど、解釈は変えられる。その視点があるだけで、今の選択に柔らかさが生まれます。 組織の課題に気付いたときに、声を上げてつながり、素早く試して学ぶという姿勢も、この本が背中を押してくれる部分です。自分の立場や肩書にとらわれず、小さく動いてみる。その積み重ねが越境なんだと思えます。 「環境を変えたいけれど、大きく動く勇気までは出ない」という人に特に刺さる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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