
Scrapboxing(スクラップボクシング)
吉良野すた
この本について
日々の仕事で、メモや議事録を取っているはずなのに、後から見返すと「この人誰だっけ」「何の話だったっけ」と途端に霧がかかったようになることがあります。きれいに整理しようと気負うほど手が止まり、結局ため込み続けてしまう…僕もずっとその繰り返しでした。 『Scrapboxing』は、そのモヤモヤを“整理する”のではなく、“扱えるようにする”方向へ少しずらしてくれる本です。とにかく放り込んでおくこと、重複を恐れないこと、後でつなげばいいこと。Scrapboxの機能説明に見せかけて、思考に負荷をかけないための「ページのつくり方」「名前のつけ方」「検索への寄せ方」みたいな実践が異常に具体的です。例えば「@ページ」や「表記揺れの扱い」の話は、情報の迷子をなくす小さな工夫としてすぐ効きますし、会議の“生産性”と“親交”をあえて分離する考え方は、チームでのコミュニケーション疲れをかなり軽くしてくれます。 特に、普段から自分の手で書いてリンクをつなぐことで思考が定着していく、という話は、自分も「メモが残らない人間」だと思い込んでいた時期に刺さりました。まとまっていなくても、とりあえずページ化して #inbox に放り込む。そのくらいラフでいいんだと腹落ちしただけで、情報の扱い方がかなり変わります。 情報をきれいに整理するのが苦手だけど、頭の中をなんとか扱える形にしたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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