
ビジネス思考力を鍛える クイズで特訓50問 (日経文庫)
細谷 功
日経BP / 2022-06-17
この本について
仕事で「丸投げされた」「前提が分からないまま議論が進む」「正解がある前提で動いてしまって、あとからズレに気づく」。こういうモヤモヤって、別に能力不足というより“考え方の癖”の問題なんじゃないかと感じることがあります。自分もそうで、WHATにしか目が向いていなかったり、与えられた土俵の存在にすら気づけていなかったりします。 この本は、その思考のクセを一段ほどいてくれる感じがあります。例えば、曖昧な依頼にイラッとしたときに「そもそもこれは正解のある世界なのか?」と立ち止まれるようになるとか、自分がいま議論している前提が“勝手に決めた土俵”じゃないかを確かめられるようになるとか。WHYに切り替わる瞬間がどこにあるかが分かるだけで、仕事の見え方がかなり変わります。また、突っ込みとボケの関係のように、発散と収束の動きをどう扱うかを言語化してくれているので、議論の詰まり方にも気づきやすくなると思います。 特に、正解のないテーマに向き合うのが苦手な人や、「もっと考える力を鍛えたいけど、何から直したらいいのか分からない」と感じている人には、静かに効く一冊だと思います。正解探しをやめるというより、「正解がある/ないの違いに気づける」ようになる本です。
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