
医者が教える50代からはじめる老けない人の「脳の習慣」 (ディスカヴァー携書)
和田秀樹
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2022-07-22
この本について
年齢を重ねるほど、「前より新しいことに手が伸びなくなったな…」とか、「気づけば同じ愚痴を繰り返しているな…」みたいな小さなモヤモヤが増えていきますよね。体力の衰えは自覚しやすいけれど、感情や意欲の変化は見過ごしがちで、気づいたら気分の停滞が日常になっていたりします。 この本が面白いのは、老け込みの入り口が“感情の働き”にある、とかなり具体的に示してくれるところです。記憶力やIQの話ではなく、「前頭葉がどれだけ新しい刺激に反応できるか」「ためた知識をどう出すか」で若さが左右されるという視点は、読みながら自分の生活をそのまま点検している感覚がありました。新曲を聴くとか、見たことのない映画を選ぶとか、想定外に触れる行動が前向きな感情を呼び戻すというのも、やってみるイメージが湧きやすいです。それに、アウトプットの量で脳の働きが変わるという話は、年齢を理由に引き算の生活になりがちな時期だからこそ響く人が多い気がします。 「最近なんとなく意欲が落ちた」「同じ毎日を繰り返している気がする」と感じている人には、かなり現実的なヒントになるはずです。刺激的な改革ではなく、今日からできる小さな視点の切り替えを教えてくれる本です。
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