
SELFISHNESS(セルフィッシュネス) ―― 自分の価値を実現する
アイン・ランド, オブジェクティビズム研究会, and 田村 洋一
この本について
最近、「努力しているはずなのに、どこか足りない気がする」とか、「自分の選択に自信が持てないまま日々が流れていく」みたいな感覚を抱える人、多い気がします。僕自身もよくそこで足が止まります。動くのが怖いというより、動く方向を決めきれない感じに近いです。 この本は、そういう迷いを一気に解決してくれるタイプではありません。でも、生き方の前提そのものを少しずつずらしてくれる本だと思っています。たとえば「成長を止めたものは崩壊に向かう」という一文は、何か大きなチャレンジをしろという煽りではなく、自分の頭で選び続けること自体が“生きる”なんだ、と気づかせてくれます。また、「愛するとは、価値あると認めること」という考え方に触れると、恋愛や人間関係をごまかしなく見つめ直せるし、「喜びは贅沢ではなく必要」という指摘は、罪悪感込みで望みを押し殺してきた人にとってはかなり救いになります。 結局この本が教えてくれるのは、努力とか自己犠牲の話ではなく、自分の価値をどう扱うかというごく根本的なテーマです。現実から目をそむける自由すら人間にはあるけれど、その選択には必ず結果が返ってくる。そういう当たり前のことを、逃げずに見つめる背中を押してくれます。 「自分の意思で生きている手応えがほしい人」にとってはかなり深く刺さる本だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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