
雑談力 相手の心をつかみ、楽しませるネタと技術 (PHP文庫)
百田 尚樹
PHP研究所 / 2022-11
この本について
雑談って、やればやるほど「何を話せばいいんだろう」と急に迷ったりしますよね。相手が退屈していないか気になって、つい安全そうな話題だけを選んでしまう。でもそういう時ほど、どんどん会話が薄くなる感じがして、あとで「あれ、もっと楽しく話せた気がするんだけどな…」とモヤっとすることが多いです。 この本を読んで救われたのは、「面白い雑談は相手の好みに合わせるもの」という思い込みが外れたことでした。著者はむしろ、話し手が本気で面白いと思っている話を、相手が何も知らない前提で組み立てることが大事だと言います。そのうえで、意外な裏話を添えたり、くすっと笑える余談を入れたり、退屈しそうならスピードを上げたりと、話を“生き物”として扱う視点がとても実用的です。抜粋に多い「話の急所を押さえる」「ストーリーを足すだけで一気に変わる」という部分に惹かれる人は、きっと会話がうまくいかない原因を、自分の性格のせいにしがちなんだと思います。 歴史雑学や古典の短い寓話をストックにしておく、といった現実的な方法も紹介されていて、無理なく試せるのがありがたいところです。頑張って盛り上げなくても、話の組み立て方ひとつで場があたたまる感覚は、実際にやってみるとよくわかります。 「雑談が苦手というより、どこから話を組み立てればいいかわからない人」に特に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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