
コーポレート・エクスプローラー――新規事業の探索と組織変革をリードし、「両利きの経営」を実現する4つの原則
アンドリュー・J・M・ビンズ, チャールズ・A・オライリー, マイケル・L・タッシュマン, 加藤雅則, and 加藤今日子
この本について
新規事業に関わっていると、「この案をどう社内で通すか」「そもそも自分の仮説はどれだけ当てになるのか」といった不安がつきまといますよね。私も同じで、勢いだけで説得しようとして空回りした経験があります。特に、将来性を強く言いすぎてあとで自分の首を絞めたこともありました。 この本が助けてくれたのは、まず“わからないものをわからないまま扱う”姿勢をどう社内で共有するか、という視点でした。経営陣を最初から味方にして、未完成の構想を一緒に試す進め方は、理屈以上に精神的な負荷を減らしてくれます。また、顧客視点に立ち戻って仮説を組み直す「アウトサイド・イン」の考え方は、思いつきに固執していた自分を一度リセットするきっかけになりました。さらに、着想・育成・量産化という流れの中で「どこから始めれば事業として自立しやすいか」を早い段階で考えておく重要性も、この本でようやく腑に落ちました。 新規事業の推進に疲れ気味の人や、社内の理解をどう得ればいいかわからない人には、特に刺さると思います。完璧な答えを出すための本ではなく、迷いながら進んでいくための実務的なヒントが詰まっています。
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