今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)

今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)

白井聡

講談社 / 2023-02-16

累計読者数6
平均ハイライト数 48.8件/人
推定読了時間 約1時間34分
star総合評価 80/100
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この本について

最近、「この働き方って自分で選んでるつもりだけど、実は流されてるだけなんじゃないか」とモヤっとすることが多いんですよね。やりがいや自由を求めているはずなのに、気づけば仕組みのほうに合わせて自分を変形させてしまう感じ。しかも、それが当たり前みたいな空気まである。 白井聡『今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義』は、そのモヤモヤに言葉を与えてくれる本でした。資本主義が「外側のものを取り込み、都合のいい形に変えていく」という視点は、仕事で価値観が少しずつ書き換えられていく実感と重なります。自分の理想や願いが、いつのまにか“手の届かない場所”に置かれ、逆に序列や評価の基準として回収されてしまうという指摘も、日常の小さな違和感を説明してくれる感じがありました。また、「労働そのものが自分の手を離れて対立物になる」という疎外の話は、忙しいのに満たされない理由を静かに整理してくれます。 読んでいてスカッとするような答えは出ませんが、世界の見え方が一段階深くなる本です。今の状況を一歩引いて捉えたい人、特に「自分の働き方に説明がつかない疲れ」を抱えている人には刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

資本主義が地球を包み込み、圧迫させ、ついには人間を窒息させてしまう現代社会。「包摂」という概念からマルクスの思想を読む決定版!
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