
宇宙思考
天文物理学者BossB
かんき出版 / 2023-02-22
この本について
最近、誰かの言動に振り回されたり、自分の選択がこれでよかったのか迷ったりしませんか。僕もよくあります。どうしても「自分の視点だけ」で物事を見てしまい、心がぎゅっと狭くなる瞬間があるんですよね。そんな時に『宇宙思考』を読んで、少し呼吸がしやすくなりました。 この本が面白いのは、前向きになれと言うわけでも、人生の意味を見つけろと迫るわけでもないところです。むしろ「宇宙はあなたを評価しないし、意味も与えない」という静かな前提から始まる。その冷たさに救われるというか、「じゃあ、自分で決めていいんだ」という感覚がじわっと出てくるんです。過去の記憶に縛られている自分に気づく場面も多くて、「物語を変えれば未来の選択肢が広がる」という視点は、仕事で失敗した日の夜に特に効きました。 また、視点の限界に触れながら、多様な人とのつながりが自分の視野をゆっくり広げてくれるという話も印象的でした。相手の輝きが見えないのは自分の視点の波長の問題かもしれない、という考え方は、コミュニケーションの行き詰まりを少し軽くしてくれます。 自分の「今の見方」がしんどさの原因かもしれないと感じている人には特に刺さると思います。宇宙規模の話をしているはずなのに、日常の小さなひっかかりにそっと触れてくれる、不思議な一冊でした。
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