ワンルームから宇宙をのぞく

ワンルームから宇宙をのぞく

久保 勇貴

累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
star総合評価 31/100
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この本について

最近、自分の生活が「なんとなく歪んでいる気がするけど、どこがどうズレてるのかは説明できない」みたいな感覚が続くことがあります。守ることばかり意識して、気づいたら身動きの幅がじわっと狭まっていたり、可能性を考える前に「どうせ無理だろ」で切り捨ててしまったり。そういう時って、視野を広げるどころか、むしろ縮こまっていくんですよね。 『ワンルームから宇宙をのぞく』は、いわゆる宇宙本とはちょっと違って、生活の目線と宇宙的なスケールが同じ地面に並んでいる感じがします。人が集まれば空間が曲がる、守ろうとするほど生活が固くなる、有限のリソースで成り立つ生き物としての人間はどういう存在なのか。こういう視点に触れると、「今の自分の当たり前って、案外ただの一つの選択肢にすぎないのかも」と素直に思えるんですよね。 個人的には、宇宙工学の研究者にも生活があって、重力の底を這うように日々を回しているという話が妙に沁みました。どんな専門家でも、どんな星でも、結局は生活が滞留して対流している。そう思うと、今の自分のペースや悩みが急に特別ではなくなって、ちょっとだけ肩の力が抜けます。 日々のモヤモヤを「大きく広げる」というより、「別の角度からそっと照らしてくれる」本です。自分の生活の形に違和感がある人に刺さると思います。

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