熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

熟達論―人はいつまでも学び、成長できる―

為末大

累計読者数35
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star総合評価 74/100
start序盤集中型

この本について

壁にぶつかっているはずなのに、そもそも何と戦っているのかよく分からない。頑張っているはずなのに、余計に力が入って空回りする。そんなモヤモヤって、仕事でも学びでも結構ありますよね。自分もよく陥るのですが、力を抜けばいいと言われても、どう抜けばいいのかが分からないまま固まってしまうことが多かったです。 『熟達論』が面白いのは、突破の仕方を精神論で押しつけてこないところです。むしろ、夢中の瞬間に「壁を忘れる」ことが起きる理由を、身体と環境の関係から説明してくれる。自然体とは楽をすることではなく、必要なところだけに力を入れ、それ以外を削ぎ落とす合理性だという話は、日々の仕事の癖を見直すきっかけになりました。また、経験が増えるほど慎重になり、可能性を自分で狭めてしまうという指摘も、思い当たる人は多いと思います。 熟達を「技能と自分の相互作用」と捉える視点は、成長を結果ではなくプロセスとして扱う感覚に近いです。正しい方法を探す段階から、自分に合うやり方をつくる段階へ移っていくこと。その移行期の不安を言語化してくれるのが、この本の一番の価値だと思います。 「最近、努力の仕方そのものに自信が持てなくなっている」という人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

基礎の習得から無我の境地まで、人の成長には5つの段階がある。「走る哲学者」が半生をかけ考え抜いた、人生を「極める」バイブル。
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