
新装版 自分を捨てる仕事術
石井 朋彦
WAVE出版 / 2023-09-26
この本について
仕事をしていると、ときどき「自分のやり方」に固執して、視野がどんどん狭くなっていく瞬間がありませんか。会議では発言のタイミングばかり気になって話が入ってこなかったり、優れた同僚を見ると勝手に距離を置いてしまったり。頭では柔軟でいたいのに、実際の行動がついてこない感じです。 この本が面白いのは、「自分らしさを磨く」の逆を行くところです。まず相手の“型”をそのまま真似し、いったん自分を空にする。そうすると、相手の努力や構造が見え始めて、嫉妬や劣等感が少しずつ別物に変わっていく。会議での振る舞いも、誰が言ったかを気にせず、その場で一番意味のある言葉だけを拾う感覚がつかめてくる。しかもそれは「才能」ではなく、具体的な行動の積み重ねで身につくと書かれていて、妙に現実的なんです。 読んでいて思ったのは、自己実現より「求められたことを淡々とやる」ほうが大きな仕事につながる、という視点でした。夢や目標を持つかどうかより、目の前の人の力をどう取り込むか。そのほうが自分の幅が広がるし、結果として選択肢も増えていく。格好つけずに、まず真似してみるだけでいいという距離感がありがたいです。 自分の殻にこもりがちな人、優秀な他人を見ると固まってしまう人には特に刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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