
この保険、解約してもいいですか?
後田 亨
日経BP / 2023-10-20
この本について
保険のことを考えるときって、「入っておかないと不安だけど、本当に必要なのか?」みたいな、割り切れない気持ちがずっと残るんですよね。僕もまさにそのタイプで、営業トークではなく、制度の仕組みそのものをちゃんと知りたい派です。 この本は、そのモヤモヤにかなり効きます。たとえば、医療保険の内勤の人ほど自社の医療保険に入らない理由や、高額療養費制度の“個人負担の上限”の強さを知ると、「そもそも何に備えるべきなのか」の輪郭が急にクリアになります。あるいは、学資保険や終身保険が“貯蓄として遅れを取る理由”を、初期費用や解約率といった現実的な数字で説明してくれるので、広告の空気に流されにくくなるんです。そして、万一のときに本当に必要な金額だけに絞ると、収入保障保険のようなシンプルな仕組みのほうが負担を抑えやすいことも見えてきます。 特に、「保険に詳しい人ほど、どれに入らず、どれを残すのか」を知りたい人には刺さるはずです。保険を斬新に賛美したり否定したりする本ではなく、国の制度と民間保険の役割を淡々と照らし合わせていく本なので、自分の家計や働き方に合わせて考えやすいのがありがたいところでした。僕自身、読んでから“なんとなくの不安”ではなく、“金額ベースで判断する”という軸ができて、保険との距離がようやく適切になった感覚があります。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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