
リセットする習慣 やり場のない感情を整える62のヒント
枡野 俊明
明日香出版社 / 2023-11-09
この本について
仕事でも人間関係でも、気づけば未来の不安ばかり膨らませて、今やっていることに手がつかなくなるときがあります。頑張っているつもりなのに、誰と競っているのかもわからなくなる。そんなときほど「立ち止まっていいのか」が不安になるんですよね。でも、この本を読んでいると、むしろ立ち止まらないほうが自分を見失うんだな、と少し腑に落ちました。 印象的なのは、「自分との勝ち負け」という視点です。他人を意識して焦ってしまうと、どうしても判断が雑になるけれど、著者はもっと静かなところで勝負しようと言います。毎朝目覚めることすら保証されないのだから、まず目の前の一つを深くやる。その姿勢でいれば、結果として周囲が押し上げてくれることもある、という話も妙に現実的で、背筋が伸びました。さらに、不安を「不確実な未来」と捉えるだけで、今できる行動に戻りやすくなる感覚もあります。 全体的に、大きなことをしようと力むより、淡々と積み重ねる人のほうが、いつの間にか良い縁に恵まれているという空気が流れています。あたりまえのように生きている一日や、忙中のわずかな余白をどう扱うかで、けっこう心の形が変わるものだと思えました。 他人と比べて疲れやすい人や、焦りや不安が頭から離れにくい人には、しっかり届く本だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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