
中高生のための「探究学習」入門~テーマ探しから評価まで~ (光文社新書)
中田 亨
この本について
「やりたいことはあるはずなのに、いざ動こうとすると手が止まる」「テーマ探しの段階で迷路に入ってしまう」。学生向けの本ではありますが、この本を読んで一番刺さったのは、自分でもびっくりするほど“今の自分の悩みそのまま”だったことです。結局のところ、仕事でも探究でも、自分で段取りを立てて前に進むしかないんですよね。 特に効いたのは、まず“動く”ことを評価している姿勢でした。テーマが完璧でなくても、3つ挙げて長短を比べて選び、決めたら腹をくくって進む。実績ゼロを「1」にするには、未熟でも現場に出るしかない。自分の思考は放っておくとすぐ散るので、記録を残し、手を動かし続けるしかない。これらは仕事の停滞時にもそのまま使える視点でした。 もうひとつ、この本は「自律性」をとても現実的に扱っています。「ガルシアはどこにいるんですか?」と聞かない人材の話もそうですが、要は“誰も教えられない領域でどう動くか”が問われている。探究学習という言葉に馴染みがなくても、自分の仕事に置き換えると急に輪郭がはっきりしてきます。観察する、分解する、組み立てるといったプロセスも、読んだ後にすぐ試せる感覚がありました。 探究を教える立場の人よりも、むしろ「最近、自分の思考が空回りしている気がする」という大人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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