忘却の効用 「忘れること」で脳は何を得るのか

忘却の効用 「忘れること」で脳は何を得るのか

スコット・A・スモール and 寺町朋子

累計読者数10
平均ハイライト数 24.4件/人
star総合評価 68/100
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この本について

日々の中で、忘れっぽさに焦りを感じたり、逆に何かを手放せずに頭の中がずっとざわついてしまうことってありますよね。僕もよく「もっと覚えておくべきなのに」と悩んだり、「この嫌な感情だけは薄れてほしい」と願ったりします。でも、この本を読んでいると、そもそも忘れること自体にちゃんと役割があるのかもしれない、と少し視点が変わりました。 特に刺さったのは、忘却には記憶のノイズを整理し、似たものをまとめて理解するための働きがあるという話と、感情の忘却が人間関係のしこりをほどく助けになるという指摘です。あと、自閉スペクトラム症の研究やアルツハイマーの話が、単なる知識ではなく「忘れる/忘れない」が生活にどう影響するのかというリアルさにつながっていて、読んでいて妙に納得がいきました。 この本は、無理にポジティブへ押し流すような本ではなく、「忘れることの意味をもう少し丁寧に考えてみたい人」に静かに効いてきます。日常のモヤモヤとの距離を少しだけ調整したいときに、そっと横で灯りをつけてくれるような一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

認知機能、創造力、メンタルヘルス、人格形成、そして記憶にも「忘れること」が必要だった。忘却研究の驚きの発見を描く科学読み物。
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