
博報堂のすごい雑談
岡田 庄生
SBクリエイティブ / 2024-11-28
この本について
会議のたびに「立場上こう言わなきゃいけない感じ」になったり、相手の本音を引き出せずに表面だけ転がす雑談で終わってしまったり…。仕事ではよくある光景ですが、僕自身ずっとこのモヤモヤを抱えてきました。効率よく進めようとすればするほど、逆に話が固まってしまう感じもありますよね。 『博報堂のすごい雑談』を読んで印象的だったのは、あの大企業がむしろ“主観”や“生活者としての声”を大事にしているところです。立場や役割からいったん離れて、「僕はこう思う」と言うことが、アイデアを広げるには欠かせない。さらに、冒頭の雑談を使ってお互いに少しだけパンツを脱ぐように自己開示することで、本音まで届くコミュニケーションが生まれる。これは仕事術というより、僕たちが普段忘れがちな「人として話す」ための環境づくりに近い感覚でした。 もう一つしっくりきたのは、具体的な体験談や“最近ハマっていること”のような身近な話題の強さです。自分の言葉で語ると、相手も自然と心を開きやすくなるし、「なるほど」と返すだけで関心が伝わる。小手先ではなく、ほんの数分の積み重ねが議論の質を変えるんだなと感じました。 会議がいつも堅くなりがちな人、チームの本音をもっと引き出したい人、雑談がただの前置きで終わってしまう人には特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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