
管理職の手帳 BASIC100 部下に慕われ、上司に頼られる仕事のヒント
岡野隆宏
この本について
管理職として動いていると、「自分はちゃんと全体を見られているのか」「部下に任せつつ、上司とも摩擦なくやれるのか」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。僕も課長になったばかりの頃は、目の前の業務に追われつつ、上からの期待も受けて、どこに焦点を置くべきか迷いがちでした。 この本が助けてくれたのは、管理職の仕事を“抽象論”ではなく、毎日の行動レベルにまで落としてくれるところです。たとえば、成果を追って仕事を追わないという考え方は、目の前のタスク処理から一歩引いて、何が本当に重要か判断する癖をつけるきっかけになりました。また、問題解決より先に「そもそも何が問題なのか」を見極める姿勢は、余計な対処を減らしてくれますし、上司とも部下とも同じ目的地を共有するという発想は、関係づくりに迷った時の支えになります。 完璧な管理職像を押しつける本ではありません。むしろ、立場によって見え方が変わることや、部下の成長も自分の成長も“量を重ねることで変わっていく”という現実寄りの視点が多いので、焦らずに試せるのがありがたいところです。 「部下との距離感や、上司との関わり方にいつも迷ってしまう人」に静かに効く一冊だと思います。
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