
発達障害NEW: それでもそれでもそれでも、 お困りの方のための発達障害専門医が書いた本 あたらしい発達障害と未来 〜十人十色の水平線〜 ASD、ADHD、診断、グレーゾーン、二次障害、特徴、治療ができる時代 (メンロパーク文庫)
瀬戸内ぴあさ
宝島社 / 2019-10-17
この本について
「自分の状態って発達特性なのか、ストレスのせいなのか…どこからが“受診すべき”ラインなのかが分からない」。そんな相談をよく受けますし、正直、僕自身もずっと曖昧なまま放置していた時期がありました。ネットのチェックリストを見ても、その時の気分で結果が揺れるし、結局よく分からないまま日常だけがしんどくなるんですよね。 この本がありがたかったのは、特性そのものを白黒つけるための本ではなく、「どんな状態のときに困りごとが生まれやすいのか」まで踏み込んで説明してくれているところです。例えば、生まれつきの特性と途中で発症する症状の違い、ASDとADHDの重なり方、二次障害が起きるメカニズムなど、曖昧さの原因になりやすい部分が丁寧に言語化されています。薬についても即効性と持続性の違いが具体的に書かれていて、日常のどこに効いてくるのかがイメージしやすいのも助かりました。 そして何より、「特性を理解して、困らない生活を組み立てる」という視点が軸にあるので、診断の有無よりも“自分の調子をどう扱うか”に意識が向きやすくなります。自分の疲れやすさや優先順位の混乱が、何に由来しているのかを整理したい人には特に刺さると思います。 迷いの途中にいる人にとって、無理に結論を押しつけない一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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