
ADHDでも生きていける在宅起業のコツ: ADHDの人が在宅で起業し継続していける、その理由とコツとは? (合同会社イーサン・マネジメント研究所)
村田 朋子
この本について
予定を入れたあとに後悔したり、断れなくて自分の時間がどんどん奪われたり、気づけばネットの波にさらわれて肝心の作業が進んでいない…そんな日が重なると、在宅で働くなんて本当に向いているのかな、と不安になることがあります。僕も同じタイプなので、この手のモヤモヤはよく分かります。 この本が面白いのは、「ADHDでもできる」という励ましよりも、著者自身が実際につまずきながら形を作っていったプロセスが具体的に描かれているところでした。例えば、自分の得意をどうお金に変えるかは机上では分からないから、とにかく試してみた話。予定を即答しない工夫を身につけた話。委任できることは委任して、自分の集中できる領域を守るという割り切り方。どれも大げさじゃないけれど、「あ、こういう小さな調整なら自分にもできそうだ」と感じられるものでした。 特に刺さったのは、著者が“自分をADHDと自覚したことで逆に症状が強まった時期”を正直に書いている部分です。僕も「自分はこういう人間だから」と決めつけてしまう癖があるので、この視点には救われました。自己理解は大事だけれど、そこに縛られすぎると動きにくくなる。その絶妙な距離感をどう保つかのヒントが散りばめられています。 在宅で働きたいけれど、自分の特性との向き合い方にいつも揺れてしまう人には、静かにしみ込む一冊だと思います。
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