
いつも信頼される人がやっている「たったひと言」の質問力
坂本聰
この本について
最近、相手の話を聞いているつもりなのに「結局、何が言いたかったんだっけ…?」と自分でもよく迷子になります。仕事でもプライベートでも、質問したいのに核心がつかめず、そのまま流してしまって後で後悔することが多いんですよね。多分、あの「わかったつもり」が静かに積み重なっているんだと思います。 この本が面白いのは、「質問力=うまい質問を思いつく才能」ではなくて、「わからないところを正直に聞ける力」だと徹底しているところです。著者がすすめる“絵訳”の考え方も、抽象的なテクニックではなく、単純に“頭の中で相手の話を絵として再現できるか”を確かめるだけ。これをやると、自分がどこを理解していないのかが一気に浮き彫りになるので、質問するポイントが自然と見えてきます。上司や部下とのすれ違いも、「勝手な想像」で会話していたんだと気づく場面が多くて、読んでいて耳が痛いくらいでした。 特に刺さったのは、“自分の幸せですら、自分でイメージできなければ人から借り物になるだけ”という話。理解力の話から急に大きなテーマに見えるけれど、結局、日々の小さな「わからない」に向き合える人だけが、自分の選択に責任を持てるんだよなと妙に腹落ちしました。質問することは相手に近づくためでもあり、自分を修正していくプロセスでもあるんだと思います。 相手の話がつかめないまま相槌だけ増えてしまう人、自分の理解に自信が持てなくて毎回ふわっとしたまま終わってしまう人には、かなり刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業
狩野みき

博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。 (大和出版)
ひきた よしあき

誰も教えてくれない 質問するスキル(日経BP Next ICT選書)
芝本秀徳

質問力――話し上手はここがちがう (ちくま文庫)
齋藤孝

パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術
ジェロルド・ パナス, アンドリュー・ ソーベル, and 矢沢 聖子
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