
万人のための哲学入門:この死を謳歌する
佐々木 中
この本について
生きていて、ときどき「自分の人生って何だったんだろう」とか、「この先どうなるんだろう」みたいな重さに急に足をつかまれる瞬間がありますよね。誰にも見えないところでふっと不安が湧いてくるあの感じ、僕もけっこうしょっちゅうあります。 佐々木中さんの『万人のための哲学入門』は、その不安を“解消”してくれるというより、むしろ真正面から一緒に見に行こうとする本です。たとえば、自分の死を自分で見ることはできないという当たり前すぎる事実を手がかりに、「根拠のない世界でどう生きるのか」を改めて考え直させてくれたり、誰にも覚えていてもらえないかもしれない生の中で、どうやって意味をつくっていくのかを丁寧に示してくれたりします。儀礼や国家の話も出てきますが、抽象論というより、自分が何に巻き込まれて生きているのかを自覚するための視力を渡してくれる感じです。 読んでいて一番刺さったのは、「意味は与えられる」という視点でした。誰かが絶望している時、こちらから意味を手渡すことができる。そのささやかな行為が、自分の生にも静かに輪郭を与えてくれる。これは慰めというより、現実的な行動の話です。 生と死について、ただ不安のまま放置せず、自分の輪郭をもう少し確かめてみたい人に向いている本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




