
「働けない」をとことん考えてみた。
栗田隆子
平凡社 / 2025-02-14
この本について
働くことに関して、人に言いにくいモヤモヤってありますよね。自分だけ体力が足りない気がしたり、週5フルタイムが「普通」と言われるたびに、どこか急かされている感じがしたり。働けない理由を説明できないと、怠けていると思われるんじゃないか…みたいな不安も、僕自身ずっと抱えてきました。 栗田隆子さんの『「働けない」をとことん考えてみた。』は、そのモヤモヤを“あなた個人の問題”に回収しないのが大きいです。たとえば、ゆっくりした人がスピード重視の現場に入るといじめの標的になりやすい構造や、生理休暇が制度として残っているのにほぼ使われない空気感。あるいは「マジョリティの詰め合わせ」が正社員のモデルになっている現実。こういう背景を知るだけで、自分のつらさの輪郭が少し変わります。 もう一つありがたかったのは、「社会から外れる」ことを一枚岩に扱わず、そこで生まれる違和感や生きづらさを、無理に希望へまとめない姿勢です。「怠けている」という言葉の裏にある怒りや、「せめて文句を言われない生き方をしたい」という願いも丁寧に拾ってくれます。読みながら、自分の弱さを説明しなくてもいい感じがしました。 働くしんどさを“自分の根性不足”で片づけたくない人に、とても静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




