
自分だけの百科事典~コモンプレイスの作り方~ 自分だけの百科事典 コモンプレイスの作り方
渋谷 日暖
この本について
「いろいろメモしているのに、後から読み返すと何もつながらない」「自分の思考がどこに溜まっているのか分からない」。読書ノートでも日記でも、結局ただの記録置き場になってしまう時ってありますよね。僕も同じで、メモの山を前にして立ち尽くしていました。 この本が面白いのは、コモンプレイスを“整理術”としてではなく、“思考を育てる場所”として描いているところです。たとえば、月に一度タグを見直すという習慣は、小さな手間のようでいて、自分が何に関心を持ち、何を手放したのかがはっきりしてきます。また、ただ書き溜めるのではなく、異なる分野の知識を結びつけたり、図やマインドマップで視覚化したりすることで、ぼんやりした思いつきが次のアイデアの種になる感覚が生まれてきます。書いたメモそのものが成果ではなく、そこから考え直すための素材になる、という視点が、個人的にはすごくしっくりきました。 完璧な形になっていない言葉をそのまま置いておく勇気や、偶然の発見を許す余白についても触れていて、「思考ってもっとゆっくり育てていいんだな」と肩の力が抜けました。情報を蓄えるだけで終わらせたくない人にとって、現実的に続けられるヒントが多い本です。 自分の中で点在している知識や気づきを、少しずつつなげていきたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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