
世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史 (朝日文庫)
スティーブン・ジョンソン and 大田 直子
この本について
仕事で新しいアイデアを出そうとしても、どうしても同じ思考パターンに戻ってしまうことがあります。自分の中に材料がない感じというか、「発想って結局センスなのでは」と思ってしまうあの感覚です。そんなときに読んでみて、じわじわ効いたのがこの本でした。 この本がおもしろいのは、革命的な発明や社会の変化が、まったく別の分野の出来事に引っ張られて起きていくところを具体的に描いている点です。印刷技術が眼鏡の需要を生み、その眼鏡文化が顕微鏡につながり、細菌の発見にまで届く流れを読んでいると、「発想って単独で生まれない」という当たり前のことが、急に立体的に理解できます。また、氷とおがくずと空の船という“ほぼ価値のない三つ”から巨大ビジネスをつくった話を読むと、いま目の前の素材の見え方が変わります。さらに、街の上下水道の失敗や鏡の誕生のように、文明の進化が「感性」そのものを変えてきた事例は、自分の思い込みにも静かに作用してきます。 自分の発想に限界を感じている人や、異なる領域の知識をつなぐ感覚をつかみたい人に刺さる一冊です。単に知識が増えるだけじゃなく、身の回りのものを見直す目が少し育つ感じがありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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