
世界は利権で動いている (扶桑社BOOKS新書)
島田 洋一
扶桑社 / 2025-03-26
この本について
歴史や国際ニュースを見ていて、「なんでこういう判断になるんだろう」とか「表で語られている理由だけでは腑に落ちないな」と感じること、けっこうあると思います。自分もそうで、特に外交やエネルギー政策まわりは、表の説明と実際の動きがどうも噛み合わないことが多い。陰謀論には寄りたくないけれど、表のきれいな理屈だけでは説明がつかない領域が確かにあるんですよね。 この本は、そこで“利権”という視点を当てることで、点在して見える出来事が一本の線につながる感覚があります。歴史の解釈がどこで歪んだのか、エネルギー政策がなぜ特定の国に偏ってしまうのか、急に世論が揺れる背景にはどんな既得権が絡んでいるのか。読んでいて、「ああ、こういう構造があるなら表の説明だけではわからないはずだ」と腑に落ちる場面がいくつもありました。特にガソリン税の二重課税や再エネ利権の話は、日常の生活費に直結してくるだけに、知らないままでいると判断を誤るなと実感します。 とはいえ、この本を読むと世界の裏側を完全に理解できる…みたいな話ではありません。ただ、複雑に見える問題を「利権」という一枚板の視点で整理し直せるので、ニュースに触れたときの引っかかりが減ります。個人的には、物事を白黒で決めつけず、でも腑に落ちない部分を放置したくない人にちょうどいい距離感の本だと思いました。 世の中の動きに一歩引いた視点を持ちたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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