
忙しいのに退化する人たち やってはいけない働き方
デニス・ノルマーク, アナス・フォウ・イェンスン, and 山田 文
サンマーク出版 / 2025-05-14
この本について
仕事の量はそこまで増えていないはずなのに、なぜか毎日ずっと追いかけられているような感覚が抜けない。休みの日も「気力が戻らないから受け身で過ごしてしまう」みたいなモヤモヤ、けっこう根深いですよね。自分もずっと原因がわからずにいました。 この本がおもしろいのは、「忙しさそのもの」よりも、「なぜ働き方がここまで歪んだのか」を歴史とデータで見せてくれるところです。たとえば処理能力が桁違いに上がったのに成果は増えていないこと、仕事が減りそうになると別のタスクで埋めようとする人間のクセ、自由時間を受け身で潰してしまうのは“働きすぎの副作用”かもしれないこと。どれも日常で感じていた小さな違和感に説明がついて、妙に納得してしまいました。 読んでいて一番効いたのは、「自分の忙しさは自分の能力不足ではなく、構造の問題でもある」と腑に落ちる点です。だからこそ、仕事量の調整や休み方に罪悪感を持たずに済むし、無意味なタスクに巻き込まれそうな場面でも一歩引いて考えられるようになる。大げさに生き方を変える本ではないですが、明日の働き方の“選び方”が静かに変わる感じがあります。 今の働き方に「何かがおかしい」と感じている人には、とくに刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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