
屋根裏の散歩者 人間椅子 パノラマ島奇談 (江戸川乱歩集)
江戸川 乱歩
東京創元社 / 1984-10-17
この本について
最近、何かを始めたい気持ちはあるのに、体がまったく動かない時ってありませんか。忙しいわけでもないのに、行動する前に頭の中で全部シミュレーションしてしまって、気づいたら一歩も進んでいないあの感じ。やれば変わるのは分かってるのに、現実より想像のほうが安心してしまう時期って、誰にでもあると思います。 江戸川乱歩のこの短編集を読むと、そうした「動けなさ」の内側にあるものを、ちょっと違う角度から覗くことになります。たとえば、汚い下宿で寝転がったまま、自分の頭の中だけで人生を完結させてしまう人物。そこまで極端じゃなくても、共通するところがある人は多いはずで、読みながら「想像力は助けにもなるし、逃げ場所にもなるんだよな」と妙に腹落ちします。また、ベイコン暗号のくだりのように、乱歩特有の知的な遊びが差し込まれていて、行動はしないのに頭だけはやたら回る、あの感覚に静かに寄り添ってきます。 とはいえ、この本は「行動しよう」と背中を押すタイプではないです。ただ、自分の中の影や妄想癖のような部分を、少しだけ俯瞰できるようになる。その距離感が、結果的に日常の動き方を変えてくれることがあります。想像と現実の境目でいつも立ち止まってしまう人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









