
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介
KADOKAWA / 2010-06
この本について
仕事でも家でも、「なんでこんなに先が見えないんだろう」とか、「結局いまの日本って何がボトルネックなんだっけ」とぼんやり感じることが多いです。ニュースの言葉は聞き慣れているはずなのに、自分の生活とどうつながっているのかがよくわからないまま時間だけが過ぎていく。僕もずっとそんな状態でした。 『デフレの正体』は、難しい理論を追いかける本ではなく、人口構造というシンプルな軸で“いま起きていることの理由”を見せてくれます。特に刺さったのは、生産年齢人口が減っている局面では「人を減らして生産性を上げる」は成長に結びつかないという指摘。頭では知っていたつもりでも、雇用や内需の動きとセットで説明されると、自分の職場で起きていることの意味までつながって見えてきます。また、観光や女性の就労、高齢者の役割など、一見バラバラに見えるテーマが、地域経済の実態という一本の線でつながっていく感じがあり、抽象論よりも“生活に近い経済”として読めました。 経済の話が知りたいというより、「自分のモヤモヤの正体を言語化したい人」に刺さる本です。数字や政策の議論に疲れているときほど、こういう地に足のついた視点が効くと思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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