
竜馬がゆく(五) (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋 / 2023-08-24
この本について
仕事でも人間関係でも、「結局どう動けばいいのか」が見えなくなる瞬間ってありますよね。頭の中ではいろいろ考えているつもりでも、実際は現場を見ていないまま判断していたり、評判や空気に流されていたり。自分でも気づかないうちに、足元がふわっと浮いてしまう感覚があります。 『竜馬がゆく(五)』を読んでいて強く感じるのは、竜馬も西郷も勝も、迷いながらも「自分の目で見て考える」という一点に異常なほどこだわっていたことです。見もしないで語る空論を嫌い、現場に足を突っ込んでから判断する。その姿勢は、いまの時代でも意外なほど実践的に響きます。さらに、彼らの行動を支えていたのは才覚よりも、人を惹きつける気質や愛嬌、評判といった“目に見えない力”。金よりも評判がものを言う、という西郷の感覚が、やけに現実的に感じられました。 もうひとつの効き目は、彼らが「正しさ」よりも「動かす力」を大事にしていたところです。理念を叫ぶよりも、相手の状況を読み、時には皮肉やユーモアを混ぜながら道をつくる。大仕事は一人ではできず、人の心が動いて初めて進むという当たり前の事実を、彼らのやり取りが淡々と教えてくれます。 歴史物だからといって距離を置かず、「いまの判断の迷いに引っかかるところがある人」には、意外なほど実務的な示唆が拾える一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







