
群れない生き方 (SB文庫)
桜井 章一
SBクリエイティブ / 2012-09-18
この本について
人間関係でしんどさを感じる時って、「もっと分かり合えたらいいのに」とか「なんで自分だけ浮いてるんだろう」とか、つい直線的に相手との距離を測ろうとしてしまいますよね。僕もその癖が強くて、合う・合わないに敏感になりすぎて疲れてしまうことがよくあります。 この本が面白いのは、「分かり合うのはムリ」という前提から話が始まるところです。突き放しているようで、実はすごく肩の力が抜ける。相手をまるごと受け止めようとせず、一度自分の中に通してスルーする感覚を持つことで、苦手なタイプとも距離を置かずに付き合えるようになる。あるいは、期待や確証を求める気持ちが小さくなるだけで、自分の執着や未練が薄まり、人間関係の重さがかなり減っていく。そんな実感を持てる一冊でした。 そしてもうひとつ、この本は「孤独から抜ける方法」を大げさに語りません。素の自分に戻れる瞬間を少し増やすだけで、人とのつながり方が自然に変わっていく。嫌な上司に振り回されても、まず自分の側をちょっと変えてみる。その積み重ねで状況が動いていく。現実的なラインで書かれているのがありがたいところです。 人間関係で気を使いすぎて疲れやすい人、つい相手に「分かってほしい」を抱えてしまう人には静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの97%が集中しています。
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