
司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像 (集英社新書)
一坂太郎
集英社 / 2013-09-18
この本について
歴史の人物像って、どうしても「物語として整った姿」で覚えてしまいがちですよね。自分も幕末の話になると、司馬遼太郎の世界が頭に浮かんで、そこから離れられなくなることがあります。でも実際には、松陰や龍馬や晋作も、迷ったり、失敗したり、行き過ぎたりしながら動いていたはずで、その生々しさをどう受け取ればいいのか悩んでいました。 この本は、まさにその「整いすぎた人物像」に少し違和感がある人向けです。たとえば、松陰が密航にこだわりすぎて周囲を困らせた話や、象山塾での議論のぶつかり合い、晋作の父との関係、さらには獄中での葛藤など、断片的に知っていた出来事が、実際はどういう場面で起き、どんな温度だったのかが立体的に伝わってきます。自分の中のイメージが上書きされるというより、「ああ、人間ってこういうふうに揺れるよな」と気づかされる感じに近いです。 一番しっくりきたのは、彼らが決して一直線の志で動いていたわけではなく、その都度、環境や人間関係や情緒に押されたり、逆らったりしていたということ。だからこそ、今の自分の迷いや判断にも重ねやすい。歴史を英雄譚としてではなく、同じ地面の上を歩いていた人たちの記録として読みたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




