
こころの読書教室(新潮文庫)
河合 隼雄
この本について
日常でふと、「なんであの選択をしたんだろう」「自分の気持ちなのに、自分でも説明できない」と感じることがありませんか。頭で考えれば答えが出ると思いながら、実際にはどうにもならないことが多い。僕自身、理屈で片づけようとしては行き詰まり、そのたびに立ち止まっています。 河合隼雄さんの『こころの読書教室』は、そういう“わけのわからなさ”を、無理に整理せずに眺めるための視点をくれる本です。フロイトの概念を「私はそれにやられましてんわ」と関西弁でほぐしてしまうような軽やかさがあって、専門用語の壁がすっと溶けていきます。自分の中の説明しづらい反応も、「ああ、あれは“それ”にやられてただけか」と少し笑えるくらいの余白が生まれるんです。また、花を生ける話や絵本の紹介を通して、心の動きがどれだけ外の世界とつながっているかが実感として伝わってきて、「自分の内側をどう扱うか」の感覚が小さく変わります。さらに、人を助けようとするほど事態がこじれる場面への洞察が、対人関係で頑張りすぎてしまう癖をやわらげてくれます。 自分の気持ちに説明がつかなくてしんどい人、言葉にできないモヤモヤと共存したい人にとって、この本はちょうどいい距離感を保ちながら寄り添ってくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









