
戦略思考コンプリートブック
河瀬誠
日本実業出版社 / 2003-07-10
この本について
仕事で考えごとが増えてくると、「結局どこから手をつければいいんだろう…」とか「論点は散らかっているのに、結論だけ求められる」という場面がよくあります。自分なりに調べてはいるのに、判断の軸が作れないまま時間だけが過ぎていく。僕自身、そこがずっとモヤモヤでした。 『戦略思考コンプリートブック』を読んで刺さったのは、思考の“流れ”がとても具体的に描かれているところでした。まず、課題を小さく分けて論点にするという当たり前のステップが、実際どんな作業になるのかがクリアになる。そして、最初はエイヤで仮説を置きつつも、ファクトとのキャッチボールでどんどん質を上げていく感覚が実務に近い。大物論点から検証するという考え方も、日々のタスクの優先順位と地続きで、「あ、こうすればいいのか」と素直に腹落ちしました。 また、常識を疑うための「なぜ? 本当に?」を積み重ねる姿勢や、顧客を主語にしたストーリーでトンガリのある選択肢を作るところも、思考を未来側に向けてくれる。提言を“実際にやること”まで落とし込むプロセスも含めて、結局は使ってナンボのスキルなんだと背中を押してくれます。 今のやり方に少し行き詰まりを感じていて、「もっと筋のいい考え方ができるようになりたい」と思っている人には特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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