
ナチュラル・ボーン・ヒーローズ 人類が失った"野生"のスキルをめぐる冒険
クリストファー・マクドゥーガル、近藤 隆文、篠﨑 絵里子、田渕 高志
NHK出版 / 2015-08-28
この本について
最近、パソコンの前に座りっぱなしで、妙に集中力が途切れたり、気づいたら呼吸が浅くなっていたりしませんか。運動しなきゃと思うのに、何をどう変えればいいのかよくわからないまま、同じ生活を続けてしまう。僕もずっとその繰り返しでした。 『ナチュラル・ボーン・ヒーローズ』を読んで少し景色が変わったのは、身体が求めているものって、努力とか根性の前にもっと原始的な“条件”があるんだなと気づいたからです。たとえば、心拍を落として脂肪を燃やすゾーンに留まると、視界そのものが広がる感覚が戻ってくること。あるいは、足裏がちゃんと地面を捉えているだけで、身体が「安全」と判断して力を抜けること。抽象論じゃなくて、すぐに自分の生活で試せる変化が多いんです。 そしてもうひとつ大きかったのは、人が本来もっていた動きや食べ方が、現代の「頑張りすぎ問題」とはまったく逆の働きをするということ。速く走るカギは“ゆっくり”を続けることだったり、食べるべき量ではなく「何をエネルギーにするか」を整えることだったり。読んでいるうちに、今の自分の不調って怠けとか意思の弱さじゃなくて、設定を少し間違えていただけなんじゃないかと思えてきます。 自分の身体感覚をもう一度取り戻したい人、無理なくコンディションを整えたい人には、とても刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの52%が集中しています。
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