
出口汪の論理的に考える力が身につく本
出口 汪
SBクリエイティブ / 2017-02-17
この本について
仕事でも日常でも、「なんで自分の意図がちゃんと伝わらないんだろう」と立ち止まることがあります。話している最中に相手の表情がふっと曇ったり、文章を送ったあとに微妙なズレが生まれたり。自分では丁寧に説明しているつもりでも、どこか噛み合っていない感じが残るんですよね。 この本を読んで気づいたのは、伝わらない原因って“知識不足”よりも“構造の意識の欠け”にあることが多いということでした。 たとえば、主張・具体例・理由づけの並びだけで、相手の理解度がまったく変わること。会話なら「第一声」でこちらのペースに引き込めるのに、文章だと読み手のペースに委ねられるから、順番を少し工夫するだけで伝わり方が整うこと。新聞の見出しを見るときも、筆者の主張と理由づけを色分けして追うと、情報の流れが一気に読みやすくなる。このあたりが、読んでいて刺さっている人が多いところだと思います。 結局のところ、論理力って“相手がどう受け取るか”を丁寧に想像する力なんだと感じました。自分の言葉で話すって、勢いよく語ることじゃなくて、相手の立場を踏まえて順番と関係性を整えることなんですよね。 伝え方にモヤモヤを抱えていて、「何を変えればいいのか、まだ言語化できていない」という人にとって、静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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