
考える訓練
伊藤 真
サンマーク出版 / 2015-08-25
この本について
仕事でも日常でも、考えようとしているのに、途中で気持ちが散ったり、人の意見ばかり探してしまったりして、「結局、自分の答えってどこにあるんだろう」と迷うことがよくあります。私も同じで、調べて満足しただけの日が続くと、前に進んでいる感じがしなくて焦ります。 『考える訓練』は、そのモヤモヤに対して大きなガイドというより、「地に足のついたヒント」をくれる本でした。まず、著者が繰り返し語るのは、感じることと考えることをごちゃまぜにしないこと。考えるとは、目的やゴールを自分で決めて、そこに向かって頭を動かす行為だと説明されます。読んだとき、自分が迷っていたのは“目的を決めないまま考えようとしていたからだ”と気づきました。 もうひとつ印象に残ったのは、集中力の扱いがとても現実的なことです。気合で集中するのではなく、時間と仕事量を数字で区切る。短時間でも「ここまでやる」と決めれば、自然と脳の回転数が上がるという話は、デスクに向かうときの姿勢をかなり変えてくれました。そして、視点を変えるための“ひとり対話”の工夫や、未知の世界に一歩触れてみることの効き方も、すぐ試せて、じわじわ効いてくる感じがあります。 自分の頭で考えることに少し疲れている人より、「ちゃんと考えたいのに、うまく深まらない」という人に特にしっくりくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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