
「やめる」習慣
古川武士
日本実業出版社 / 2014-01-01
この本について
気合いを入れて何かをやめようとしても、気づけば元に戻っていて、自分の意思が弱いだけなのかな…と落ち込むことがあります。僕も夜更かしや先延ばしに何度も負けてきて、同じところをぐるぐる回っている感覚がけっこうありました。 この本がおもしろいのは、「3日坊主は意思の弱さじゃなく、脳が変化を危険だと判断して守ってくれているだけ」という視点をくれたことです。だからこそ、無意識が“これがいつもどおりだな”と判断するところまで地味に続ければいい、という考え方がすっと入ってきました。やめたい習慣を書き出すワークや、行動・身体・思考の3種類で期間が違うという整理も、感覚的にやっていたものが言語化された感じでしっくりきます。 もうひとつ、僕が助かったのは「未知を既知にして不安を小さくする」というアプローチです。仕事でも家のことでも、手をつけられないのは怖さが正体なことが多くて、情報を集めたり小さく体験したりすると一気に動けるようになる。変に自分を叱咤するより、こういう地味な工夫のほうが効くんだなと思いました。 自分の悪い習慣に振り回されている実感があって、そろそろ主導権を取り戻したい人には刺さるはずです。僕と同じように「やめたい理由はあるのに体がついてこない」タイプには、特に。
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