
論理哲学論考 (光文社古典新訳文庫)
ヴィトゲンシュタイン and 丘沢 静也
光文社 / 2003-08
この本について
日々の会話や仕事の文章で、「なんでこんなに噛み合わないんだろう」とか、「自分の考えを整理しているつもりなのに、どこかで混線してしまう」という感覚、けっこうありますよね。考えるよりも先に言葉が走ってしまって、何に引っかかっているのか自分でもわからなくなるあの感じです。 『論理哲学論考』を読むと、その混線の正体が少しだけ見えてきます。たとえば、命題がどう組み立てられているかとか、部分の真理値から全体がどう決まるのか、といった“言語の仕組み”の話がずっと続くんですが、これが意外と日常的なモヤモヤとつながるんです。「この言い方はそもそも成立しない」と判断できるようになったり、「自分はいま事実の話をしているのか、それとも可能性の話をしているのか」が見分けやすくなったりする。世界の話ではなく、言語の構造を理解することで思考が整理される、という感覚に近いです。 さらに、この本は“世界をどう見るか”というより、“世界をどう表現できるか”に境界線を引いてくれるところが効きます。論理空間とか可能的世界といった概念も、難しそうに見えて、結局は「何を語り得て、何を語れないのか」という問いにつながっていて、自分の中の余計な混乱を減らす役割を果たしてくれるんですよね。 自分の思考の土台ごと点検してみたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




