
仕事の技法 (講談社現代新書)
田坂広志
講談社 / 2016-01-19
この本について
仕事で人と話したあと、「あれ、相手はどう感じてたんだろう」とか、「自分の言葉、ちょっと押しつけがましかったかも」と気になってしまうこと、ありませんか。僕もけっこう引きずるタイプで、帰り道に反省会が始まることが多いです。ただ、その反省が“なんとなくの後悔”で終わってしまうと、翌日には同じことを繰り返してしまうんですよね。 田坂広志さんの『仕事の技法』は、こういうモヤモヤに対して、いきなり魔法の答えをくれる本ではありません。でも、振り返り方の「角度」を変えるだけで、仕事の見え方がまったく違ってくることを丁寧に教えてくれます。特に刺さったのは、相手とのやり取りを「表層」と「深層」に分けて振り返るという発想です。単に何を話したかではなく、相手の心の動き、自分の小さなエゴ、空気の変わった瞬間を思い出す。これを続けるだけで、会議や商談の質がじわっと変わっていく感覚があります。また、本で得た知識を“読んで終わり”にせず、翌日の仕事で一つだけ実験してみるという姿勢も、この本はずっと言い続けています。知識を智恵に変えるには、結局ここしかないんだなと実感しました。 派手さはないけれど、日々の仕事で「自分の言動が相手にどう届いているか」を気にする人には深く刺さると思います。僕も読みながら、自分の未熟さに何度も苦笑しつつ、それでも明日はもう少しうまくやれる気がしました。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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