
ゲゲゲのゲーテ (双葉新書)
水木しげる
双葉社 / 2015-12-20
この本について
仕事でも創作でも、続けているはずなのに「なんか中身が伴ってない気がする」「形を整えることばかり考えてしまう」というモヤモヤ、僕自身かなり長く抱えていました。こなしているだけで喜びがない。それでも続けなきゃいけない。その繰り返しに疲れたときに読んだのが『ゲゲゲのゲーテ』でした。 この本が効いたのは、まず“歩いていれば目的地に着く”という発想をひっくり返してくれたことです。一歩一歩が目的であり、その一歩そのものが価値になるという言い方が、妙に現実的で救われました。また「楽しいことをやっているうちにアイデアは勝手にたまる」という水木さんの感覚は、成果を焦って肩に力が入っていた自分にはかなり刺さりました。努力という名の不安を抱えたまま迷う自分を、否定せず受け入れてくれる感じがあります。 さらに“自分の上にあるものに敬意を払うことで自由になる”という一文も、変に逆張りしがちな時期には響きました。好きなものや先人を素直に認めることで、自分の道がかえって軽くなる。そんな視点の転換がいくつも散らばっています。 創作でも仕事でも「迷いながら続けている人」にやさしく効く本です。僕もそうでしたが、肩の力が抜けないタイプほど、静かに支えてくれる一冊になると思います。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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