
もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)
穂村弘
小学館 / 2010-08
この本について
最近、人と話していてもどこか噛み合わなかったり、自分の気持ちを自分でも説明しきれなかったりしませんか。忙しいわけでも不幸なわけでもないのに、ふっと「なんでこう感じるんだろう」と立ち止まってしまうあの感じ。僕もよくそこで足が止まります。 穂村弘の『もうおうちへかえりましょう』は、そういう“説明できない揺れ”に触れてくれる本でした。例えば、ヨーグルトの減らない仕組みに妙に嬉しくなる感覚とか、ストライクが出たら喜ばなきゃいけない気まずさとか、会場に早く着きすぎて建物の周りをぐるぐる回ってしまう小さな癖とか。どれも「そんなことあるよね」と言われた気がして、肩の力が抜けました。名づけの話にしても、親の願いがちょっとずつインフレしていく背景を淡々と描くことで、僕らが抱えている“期待される側の息苦しさ”が自然と輪郭を持ちます。 読んでいて思ったのは、劇的に前向きにしてくれる本ではないけれど、自分の中の微細な感情や癖に、少しだけ優しくなれるところです。理解できないものを「わからないまま」置いておくことを許してくれる、そんな読書時間でした。日常の違和感をうまく言語化できなくて、でも放っておきたくもない人に刺さると思います。 迷ったままでも読めるし、迷っているからこそ響く本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









