
すごいリーダーは「脳」がちがう
苫米地英人
この本について
「リーダーって結局“決断力”がある人なんだよな」と思いながら、実際の現場では情報が足りなくて動けなかったり、部下と認識がズレたまま話が進まなかったり……そんなモヤモヤを抱えている人は多い気がします。自分もそのひとりで、焦れば焦るほど空回りする時期が長かったです。 この本がおもしろいのは、精神論ではなく「人はどう判断し、どう世界を感じているか」という脳の仕組みからリーダーシップを説明してくれるところです。たとえば、決断できない原因は意志の弱さではなく“情報不足”だと言い切ってくれるのはかなり救われました。また、部下を動かすのもテクニックではなく、“同じ臨場感を共有できているか”という視点で見ると、日常の会話の捉え方が変わります。恐怖で動かすやり方は短期的には効いても続かない、という現実的な話も、心当たりがある人には刺さると思います。 読みながら思ったのは、リーダーって特別な人というより、“自分の見ている世界を丁寧に扱える人”なんだということ。根性論に疲れた人よりも、日々の小さな判断のズレに悩んでいる人に向いている本だと思います。自分の仕事の景色を少し変えたい時にちょうどいい一冊です。
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