
世界が一瞬で変わる 潜在意識の使い方
石山喜章
あさ出版
この本について
人と話していて、ふと「あれ、このズレってなんなんだろう…」と思うときがあります。相手の反応にモヤッとしても、理由がはっきりしないまま自分の中だけで処理してしまう。でも実際は、自分の“見え方”も相手の“見え方”も、けっこう勝手にでき上がっていて、そこを確認しないまま突っ走るからズレが育っていく──そんなことをこの本を読んであらためて思いました。 刺さったのは、相手の言葉や行動の「表面1%」だけで判断してしまう癖に気づかされるところ。自分が持っているイメージに合う部分だけを切り取り、合わない部分は無視する…正直、僕もよくやっていました。著者が書く“認識をすり合わせる”というシンプルな動きは、具体的だけど意外と忘れがちで、仕事の議論でも家庭の会話でも効きます。議論に相手を巻き込みながら、判断基準ごと観察するという話も、「なるほど、これなら相手の世界にアクセスできる」と感じました。 もうひとつ面白かったのは、思い込みを外すには結局「事実を確認する」しかない、という現実的な視点。潜在意識というとふわっとした話に聞こえがちですが、この本はむしろ“仕組みを理解する”ことに重心があります。だから、相手の感情や価値観の層をどう掘っていくかが、行動レベルでイメージしやすい。 「人間関係のズレの正体をもう少し丁寧に見たい人」に向いている本です。自分が固定していた観点に気づけると、ちょっと世界が静かになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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