
「つらいな」と思ったとき読む本
中谷彰宏
あさ出版 / 2015-10-15
この本について
仕事でも私生活でも、迷いながら動くことってありますよね。頭では「とりあえず一歩出せばいい」と分かっていても、その一歩がどうしてこんなに重いんだろう、と止まってしまうことがある。僕もよくそこで足踏みしてしまいます。 この本を読んでいる人の多くは、おそらく「迷いながら進む自分」にどこか引け目を感じているんじゃないかと思います。でも、抜粋のとおり、中谷さんはその迷いを否定しません。むしろ、迷ったうえで踏み出した一歩のほうが熱量が出る、と言い切っている。その視点に、僕は少し救われました。迷っている自分が劣っているわけじゃなくて、その迷いが歩みに厚みを持たせることもあるんだ、と。 もうひとつ印象的なのが、板垣退助と若い医者のエピソードです。痛ましさよりも、その人の覚悟に寄り添う言葉を投げかけられるかどうか。この感覚って、日常でも意外と問われると思うんです。誰かの頑張りを「大変だね」で済ませるか、それとも「そこまでやれるのすごいね」と受け止めるかで、相手との距離が変わる。自分自身に対しても同じで、「しんどいのに続けてる自分」をどう扱うかのヒントがここにあります。 迷いを抱えたまま進んでいる人ほど、静かに効いてくる本です。自分の歩み方に自信が持てないとき、視点を少しだけ調整してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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